概要

閉館ホテルを所有する会社のＭ＆Ａ案件です。
同ホテルは、新宿駅徒歩数分の商業集積地に位置するうえ、250坪超という面積から、ホテル以外にも商業、オフィス利用などの幅広い用途に対応できるポテンシャルを持っていました。しかし、M&Aファイナンスの難易度が高いことや複数株主の意向がまとまらず、プロジェクト進行が難航していました。
当社は、共同事業者であるコンサル会社と連携し、複数の株主へ柔軟な対応・交渉を実施し関係者調整を完了させ、SPC（※）へ28億円の出資を行うとともに、大手金融機関から100億円超の資金調達を実施しＭ＆Ａを実行しました。その後、隣地との境界確定などを進め、大手デベロッパーへ不動産として売却しました。

※SPC（Special Purpose Company）・・・「特別目的会社」と訳され、特定の目的のために設立される法人。SPCの設立において企業のM&Aを目的とする場合には、買い手として資金調達を行い対象企業の買収を実行する。