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この度、弊社は東京都港区北青山二丁目において開発を進めておりましたプロジェクト「HACO GAIEMMAE（旧称：北青山開発プロジェクト）」が竣工し、2024年6月27日に建物の引渡しを受けましたのでお知らせいたします。

本プロジェクトは、LAETOLI株式会社が運営する、不動産投資クラウドファンディングサービス「COZUCHI （コヅチ）」にて、4.1億円の募集を行い、COZUCHI初となる開発型ファンドとして運用しております。今後も「まちの価値」を高める不動産開発を推進し、持続可能な社会へ繋げられるような事業活動を行って参ります。

【本建物の特徴】

• 外苑前駅から徒歩２分の立地で、スタジアム通りからの視認性が良い本建物は、コンパクトでありながら大きなガラス面（スクリーンウォール）が特徴的なショーケースの様な商業ビルです。
• 大通りから少し脇に入った住宅地域でもある為、建築の形態制限等、法規制が厳しいエリアです。周辺環境に配慮しつつ、最大限に内部空間を活用した片流れ屋根は、外観をシンボリックに演出すると同時に内部に豊かな空間をもたらしています。
• 大きく外部に開いたガラスのスクリーンウォールや最上階のルーフバルコニーは内外共に建物の空間をより開放的なものとしています。
• 片流れ屋根を冠したシンプルな箱形状の建物は、視覚的なボリューム感を抑え、周辺の街並みに程よく馴染むスケール感を目指しました。

＜HACO GAIEMMAE　コンセプト＞

　駅から続くスタジアム通りから曲がってすぐの本建物の前面道路は人々の行き来が多く、商業エリアからオフィス、住宅エリアと街並みが変化していく境界部に位置しています。

　今後更なる発展と変貌が期待される北青山エリアにあって、大通りからの賑わいをその先へと届ける『のれん』のような役割を持つ建物を目指しました。外苑前の街並みから路地の先へと「人の流れ」と「賑わい」を繋げる役割とし、大きなガラスで内部コンテンツが映えるショーケースのような存在感と道行く人々に合わせたスケール感を体現できる建物としました。

　本建物が竣工したことでこのエリアに新たな表情を生み出し、小さな商業施設ではありながら、北青山のまちに変化を与えてまいります。そのため、シンプルな『ハコ』に入居するテナントが空間に自由に色をつけ、街並みに彩りを加える建築としています。今後、この建物の特長を活かし、人の流れを呼び込むテナントを誘致する予定です。

＜デザインについて＞

　小さな箱が積み上がったような建物の形状は、周辺環境へ過度な変化を与えることを避けるため、街並みに馴染むようなシンプルなデザインにしました。外観は水平ラインを強調し、壁や床の線も可能な限り薄くなるよう工夫を施しました。視認性を高めながらも透明感のある印象にするために随所にガラスを多く採用しています。前面の道路側に大きなガラス面をつくり、階段などの導線を敷地奥側に配置することにより、建物内部の視認性をあげ、商業施設として存在感を出すことを目指しました。施設全体の人の流れが外から見えることで街並みに活気と彩りを付加する効果も期待できます。

　夜間は建物周りの照明を効果的に配置し、演出性を高めるとともに奥まった建物の入り口に動線を引き込めるようにライン照明を配置しています。シンプルな『ハコ』の内部に様々な演出を施し、入居者に多くの選択肢を与える建築となっています。

＜HACO GAIEMMAE 概要＞

• 所在地：東京都港区北青山2-9-14
• 交通：東京メトロ銀座線「外苑前」駅　徒歩2分
• 敷地面積：81.14㎡
• 建築面積：59.63㎡
• 延床面積：144.55㎡
• 基準階有効面積：51.13㎡
• 階数・高さ：地上3階・高さ9.931m
• 構造：鉄骨造
• 用途：店舗
• 設計・監理：株式会社PlusField
• 新築施工者：株式会社三恵建設
• 新築工事着手：2023年9月15日
• 竣工：2024年5月31日
• 建築主：株式会社TRIAD

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• COZUCHI北青山開発プロジェクトファンドページ